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【株式】年次別の株価動向〜米国株(S&P500)編〜

 

株価動向に傾向はあるのか?

 

日本株TOPIX)の1989年~2019年までの年次別の株価動向についてはこちらを参照してください。

 

 

www.myokstreet.com

 

米国株と違う動きを日本株はしていました。株式の成長具合に大きな大きな差がありました。

 

米国株(S&P500)についても調べてみました。

 

調べた動機は、コロナショックによるマーケットの底は今なのか、将来なのかを過去のデータに基づいて、考察したかったからです。

 

 

米国株の推移

 

1990年~2019年までS&P500の推移です。

左から 年初・高値・安値・終値・年間騰落率となっています。

 

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yahoo financeの資料をもとにArbei作成

 

 

 

米国株が上昇していた理由が分かります。

 

12月高値が多い=年間を通して株価が上昇傾向

 

1990年~2020年までの30年間で、S&P500は約10倍になっています。すごいです。

 

日本株TOPIXは同期間で、40%下落しています。

ちなみに、1991年~2019年のTOPIXは2.5%の下落で済んでいます。1990年の下落がいかに凄かったのかを物語っています。

 

ちなみに日本のバブル崩壊前から海外投資家は日本株を売りまくっていました。買っていたのは、"ザセイホ"と呼ばれた生命保険会社であったり、日本の投資家です。

 

米国企業は成長、また市場が新陳代謝していることが株価が表しています。

 

www.myokstreet.com

 

傾向分析

 

1~3月、4~6月、7~9月、10~12月の4期に分けました。

 

サンプルは1990年~2019年の30回です。

 

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 1~3月期に高値をつけた年の安値は、10~12月60%、4~6月・7~9月がそれぞれ20%です。

 

1〜3月期に年初来高値をつけたのが5回と少ないですが、年初来高値をつけた後、ある程度時間が経過してから、安値が到来しています。

 

1~3月期に安値をつけた年の高値は、16回中15回が10~12月期に高値をつけています。株価が調整を繰り返しながら、上昇していたということです。

 

 

2020年は?

 

 コロナショックの経済活動への影響、ヒトモノカネが回っていない状況を考えると

2月19日の3393.52が今年のS&P500の高値であった可能性が高いです。史上最高値です。

 

2020年3月27日のS&P500終値が2541.47ですので、2月19日の高値から25.1%下落しています。

 

現時点での、S&P500年初来安値は3月23日の2191.86です。高値からの下落率35.4%

わずか1か月間での暴落です。

 

リーマンショックが起きた2008年の年間騰落率が▲38.5%です。

 

今回のコロナショックはリーマンショックを超える経済危機とも言われていますので、まだまだ予断は許せない状態だと思います。

 

1~3月期に高値をつけた年の安値は、1~3月期に一度もないという過去のデータもありますので、まだ下値を模索する可能性は十分にあると思います。

 

いつ反転するかは分かりません。決算予想も難しくなり、PER(株価収益率)で判断することが難しくなっています。

 

事業持続可能かつ成長性・株主還元に積極的な銘柄を買い下がるのが賢明かと思います。

 

一気に投資するのではなく、時間・銘柄を分散し、継続的に購入するのがいいのではないでしょうか。米国株は1株からでも買えます。

 

 

一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。

 

 

投資は自己判断で

 

Arbei

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