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外貨建運用

 

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外貨運用

外貨運用と聞くとリスクが高いと思う方が多いかもしれません。確かに為替リスクはあります。

 

でも、円転を考えずに外貨のまま保有し続ける場合はどうでしょうか。

資産を円だけでなく、外貨に分散できたと思いませんか。

もちろん、円高局面で外貨へ換えたほうが買える外貨の量は増えます。

 

外貨で儲けようとすると、ドル転した時よりも円安になったら円転しようと考えるのではないでしょうか。

 

これは、FX取引に代表されるような為替差益を狙いにいく取引です。

 

銀行に勤めていた頃、何故高い為替手数料を支払って、外貨運用をする人が多いのかと不思議に思っていました。

 

これは情報の非対称性があるからです。

 

金融機関のリテール営業は情報弱者を相手にしていると言っても過言ではありません。

 

例えば、ネット銀行やFX口座なら為替手数料は銀行窓口のものよりも遥かに顧客サイドに立ったものになっています。

 

銀行窓口の米ドル為替手数料は片道1円、FXだと片道1銭かかりません。ネット銀行も片道4〜15銭程度で取引できます。

 

為替差益を狙わずに、資産防衛として外貨を持つことは将来的に意味を為すかもしれません。

 

円だけのポートフォリオに外貨を入れることが、結果として資産を守ることになるかもしれません。

こちらをご覧下さい。

www.myokstreet.com

 

外貨の代表的な運用商品

外貨定期預金

外貨の運用商品で一番リスクが低いのは外貨定期預金です。

 

預入期間を預ければ金利収入が発生します。

 

中途解約についても、可能です。

ただし、満期前に中途解約すると、約束されていた金利を放棄することになります。

中途解約した場合、通常は普通預金の利息が付与されます。

 

外貨預金はペイオフの対象外ですので、預け入れしていた金融機関が破綻した場合、おそらく元本は戻ってきません。

 

外債、MMF

外債は発行体の格付、財務内容、期間、市場金利によってリスクとリターンが変わってきます。

 

債券は償還まで保有していれば、保有期間中に金利収入があり、償還時には元本が戻ってきます。

割引債のように、投資元本90だったものが、償還時100になって戻ってくるものもあります。

 

ただし、債券の発行体のリスクは投資家が負います。デフォルトリスクです。

 

債券の発行体が債務不履行(デフォルト)した場合、投資元本は戻ってきません。

 

償還前に解約すると、債券も株式と同じように市場で売買されていますので、額面で戻ってこない場合もあります。

 

債券は主に発行体の格付と、市場金利によって価格が変動します。

金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。

 

MMFは短期債で運用されている商品で、外貨運用の中では安定した商品です。

しかし、過去に元本割れしたことがあります。エンロン破綻時、リーマンショック時にはMMFも元本割れしました。

 

債券で運用されているETFもあります。

 

外貨建投資信託

証券会社の取り扱いになり、取扱商品も国内投信に比べて少ないですが、外貨建投信もあります。

 

投資信託なので、運用対象が株式、債券、ヘッジファンドなど様々です。ETFと比較し、魅力的な方を選択して下さい。

 

外貨建保険

経費が高いため、運用という観点から見ると筆者にとって魅力は薄い商品ですが、外貨建の保険商品も選択肢の一つになります。

 

外貨建で保険金にレバレッジが効く商品は遺すニーズに応えることができます。

 

しかし、一時払で定期支払金があるタイプの保険商品や、予定利回りが決まっているタイプのものは、同預入期間の債券に比べると利回りが低いです。

 

外貨建変額年金保険もありますが、経費が高すぎるので増える期待を持てません。

メリットとしたら、満期まで持てば外貨建では元本保証するタイプがあることでしょうか。

 

経費が高い商品は金融商品として、よっぽど魅力がない限り、筆者は手を出しません。

 

FX

FXというとリスクが高いとイメージされるのではないでしょうか。

 

確かに証拠金取引は、証拠金の25倍までレバレッジをかけ、売り買いともに建てることができますので、リスクが高いです。通貨、FX業者により、証拠金率もちがいます。

 

予想と逆に動いた場合は、ロスカットを早期にしなくては大やけどします。

また、相場が急落した場合は、ロスカットが間に合わず、追加証拠金が必要となります。

 

レバレッジなしでの取引もできます。レバレッジ無しであれば、追加証拠金の心配もありません。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

DMM FXは初心者向け

 

株式、リート、ETF

個別株、ETFなど全ての銘柄ではありませんが、投資することができます。

 

アップル、アマゾン、マイクロソフトなどのグローバル企業や、米国株だけでなく、中国株、ヨーロッパ株なども購入することができます。

 

ただし、海外企業の情報入手は困難です。

 

BBCやCNNを見る、ネットを見る、企業HPを見るなどに限られてきますので、個別銘柄の選定は国内株よりも難しいです。

 

個別銘柄の選定は難しいですが、見つけるたのしみでもあります。

 

ETFにお任せしてしまうのは、良い選択肢かと思います。投資対象を絞ったETFもあります。

 

株式リートは、相応のリスクがあります。

 

外貨の運用先は基本的に円の運用先と同じです。保有資産の通貨を分散させることが、資産防衛になる可能性もあります。

SBI証券の開設はネクシィーズトレードへ

 

一般的な情報提供であり、投資家への投資アドバイスなどではありません。

 

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