お金のおはなし~お金の強化書~

お金と生活についての強化書

コロナショック② 今後どうなる?

コロナショック

世界株安

2020年3月13日の日本株式市場も大荒れでした。

 

日経平均株価終値17,442.50円(▲1,117.13円 ▲6.02%)。ザラ場では16,670円..先週末には想像できない数字です。

 

前日の米国市場が史上最大の下落幅の流れ、世界株安の流れが日本市場にも襲いました。

 

NYダウ 21,200.62(前日比▲2352.60 ▲9.99%)

S&P500 2,480.63(前日比▲260.75 ▲9.51%)

ナスダック総合 7201.80(前日比▲750.25 ▲9.43%)

 

米国市場は今週二度目のサーキットブレーカーも発動され、マーケットは荒れに荒れています。

 

イタリア市場は16%超の下落、各国軒並み大幅に株価指数が下落しています。

 

VIX指数の示す通りのボラティリティが大きい相場になっています。米国、日本市場のみでなく、全世界の株式市場が大きく調整しています。 コロナウィルスの影響で、ヒト・モノ・カネの動きが停滞しています。

 

街を見ても、タクシー待ちの人が少なかったり、飲食店もお客が少ないですよね。

 

今回の下落相場の底打ちがどこかは分かりません。もしかして、今日だったかもしれませんし、更なる下落があるかもしれません。

 

目に見えないウィルスが相場下落の引き金になっていますので、”コロナウィルス感染が収束する目途が立った時”になるのではないでしょうか。

 

各国の感染者数の増え方が逓減してきたときなのか、各国の財政出動なのか、もしくは市場が売られすぎと判断した時なのか、ここまでボラティリティが大きくなると判断が難しいです。

 

原油相場下落

コロナウィルスによる経済活サウジアラビア動が停滞に加え、最悪なタイミングで原油価格が大暴落しました。きっかけは、産油国の協調が崩れたことです。

 

原油価格を維持するために減産したかったサウジアラビア、シェアを維持したかったロシアの意見が対立した結果、減産し価格を維持しようとしていたサウジアラビアが4月から増産すると突如表明したことがきっかけで、原油相場は大暴落しました。

 

原油価格下落によって直に影響を受けるのが資源関連企業です。

 

エクソンモービル、リオティント、出光興産などです。その他にも、原油輸送のためのパイプラインを作る企業、原油を運ぶ海運会社などが原油価格の下落により、決算に大きなダメージを受けることが想像できます。

 

化学メーカーの株価の下落も大きいので、影響は多岐に渡っています。

 

また、米国の資源関連企業は、ハイイールド債(格付BB以下、信用リスクが高い代わりに金利が高い債券)を発行している企業が多いです。つまり、信用リスクが高い企業が、原油価格の下落により、より財務悪化が懸念されるということです。

 

過去を振り返る

 

下記にS&P500のチャートを載せています。

 

”100年に一度”の経済危機と言われたリーマンショックは、2007年7月に1552.50をつけ、2009年3月に756.55で底を打ちました。下落率51%です。

 

リーマンショックが起きたのは2008年9月ですが、リーマンショックの引き金となったサブプライムローン焦付き懸念は2007年から出ていました。

 

今回のコロナショックがどこで底を打つかはわかりませんが、リーマンショックが起きた時に比べ、より一方的な動きが強まっています。

 

AIによるシステムトレードの比率が高まっているからです。システムトレードは基本的に順張りです、安くなったら買うのではなく、変動についていきます。下落傾向にあれば売り続け、そして更に売りを呼ぶ、今がその状態です。

 

100年に1度の経済危機と言われたリーマンショック時よりも、短期的な値幅は今回のほうが大きいです。為替が静かなのが不気味ですが。

 

https://tvc-invdn-com.akamaized.net/data/tvc_e7c6bf8dc51241aed866de180e17a178.png

                        investing.comより引用

 

何をすればいいのか

 

株式を保有している多くの投資家は不安になっているはずです。

 

Arbeiも、売ることもできず、日本株についてはそのまま保有しています。Arbeiが保有している日本株については20年でも持ち続けていいやとも思っています。

 

米国株については、細かく時間・数量を分けて、下がったタイミングで買い下がっています。なぜ、日本株は放置し、米国株は買い増しかについても、改めてお伝えできればと思います。

 

長期・継続・分散投資、これが投資の基本です。今回の下落相場の底も分かりませんし、ほぼ間違いなく弱気相場入りしています。

 

弱気相場から、高値回復まで平均で39ヵ月というデータもあります。たかが39か月です。今の株式市場は景気減速よりも、景気後退を市場は織り込みつつあります。

 

一部のアナリスト達は、今回の下落で下値目安についてとんでもない数字を発表してくるかもしれません。

 

例えば、日経平均10,000円とか。私見ですが、アナリストは事後についての説明・レポートは上手だと思いますが、事前の予想は素人と変わらないと思っています。

 

時々、突拍子もないレポートを書き、それがたまたま当たった場合、敏腕アナリストみたいに世間で言われますが、たまたまです。

 

市場は将来への投資の場であり、事後説明はただの言い訳としか、私は見ていません。過去を振り返るには有益ですが。 

 

本日のNY市場もどのような動きをするか検討がつきませんが、先物は高いですね。

 

繰り返しです。長期・継続・分散投資です。底なし沼はありません。

 

投資は自己責任で。

 

Arbei

 

Copyright ©お金のおはなし~お金の強化書~ All rights reserved お問い合わせ