銀行で投資信託を買ってはいけない理由part2
銀行で投資信託を買ってはいけない理由第一弾は↓をご覧ください。80%が詰まってます。
手数料が高い
投資信託の手数料はノーロード〜4%を超えるものまであります。多くは1.5%〜3%+消費税です。
この手数料って何の手数料でしょうか?
今では投資信託も手数料なし(ノーロード)で購入できるものがたくさんあります。
ネット証券、ネット銀行であったり、ネットならノーロードって投資信託もあります。
販売担当者がしっかりフォローする、自信を持った商品を提案するなど対価があれば手数料を支払う意義があるのですが、銀行員は素人で、しかも営業マンです。
酷いのだと、売りっぱなしで、その後一切連絡がない場合もあります。
たいてい損している時です。提案した理由が分からないから、下落した時のフォローができないのです。
何のための手数料か分からないですよね。
資産運用をするためには金融リテラシーを高めましょう。
低金利・公的年金不安・インフレには運用が必要です。20年、30年後を想像して下さい。
このブログも、何らかのチカラになれるものだと思っていおります。
手数料実例
3%の手数料って大きくないですか?消費税もかかりますので、実質手数料3.3%です。
100万円の余剰資金があり、運用しようとした場合、
手数料3.3%の投資信託を買うと、当初投資元本は100万円ではなく、
1,000,000-1,000,000÷1.033×0.033=968,045円 になります。
ノーロードの投信の場合は、当初投資元本=投資元本です。
ETFの場合、米国株ETFをネット証券で購入する場合、購入手数料は0.45%+消費税なので
1,000,000-1,000,000÷1.00495×0.00495=995,075円 になります。
手数料が高いと投資のスタート時点でハンデを負っているのです。
信託報酬は断然ETFの方が低いのです。比較してみましょう。
ニューヨークダウに連動するETF ティッカーシンボル DIA 信託報酬0.17%
SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド 信託報酬0.759% 信託財産収保額0.2%
信託財産留保額は解約手数料のようなものです。同じ動きをする商品でも、コストが全然違います。
預金金利がゼロの中、信託報酬が0.6%近く違うのです。10年持てば約6%コストだけで差がつきます。
何が良いのかを見極めることができるなら、ノーロードの投資信託もしくは、信託報酬が安いETFの方が良くないですか?
分からないことは不安を増長する
そもそも何がいいのか分からないまま、「預金にしておいても仕方ないので、運用しましょう」の誘いには乗らないようにしましょう。
分からないものをやると、何かあった時に慌ててしまい、合理性の無い行動をしてしまいます。
運用は必要です。運用が必要ない人は金持ちです。
必要なことに対して、理解しようとしてみましょう。
リーマンショックの時もそうでした。分からない有価証券を持っているのが怖くて売却。
そして、運用の世界から足を洗う人が多くいました。
でも、本当に正解だったでしょうか?
結果論ですが、ほぼあらゆる資産がリーマンショック時に比べ上昇しました。それも数倍レベルで。
やはり、運用は長期・継続・分散投資です。
分からないものに投資するのではなく、見極められるようになりましょう。
分からないから怖いんです。
低金利、公的年金不安、雇用不安のある現在、運用は必要だと思っています。必要ではなく、不可欠だとも思っています。
金融機関には日販(日別販売)目標がある
日販目標=毎日の販売目標 があるんです。
毎月・quarter・半期ごとに販売目標があります。金融機関は営利企業なので当たり前ですね。
でも、日販目標ってマーケット状況に関係なく設定されているのです。
日販目標があるので、月販目標もあります。目標設定するのも本部の素人、質の悪いことに出世意欲の塊の素人です。
マーケット状況など関係なく、日々の目標設定がされ、日々ラップをクリアできたら、やったー、よくやった!になるわけです。
マーケットが右肩上がりであれば、買えば儲かりますが、マーケットが乱高下している時はどうでしょうか?
適切なアドバイスを求めても、販売目標達成をしなくてはいけないので、してくれません。
時間、金額、通貨などを分散させるべきですよね。
銀行員はマーケットの素人で営業マンです。
一度にまとまった成果がほしいので、金額、時間の分散提案はしません。提案したとしても、2回,3回程度の分散です。
長期・継続・分散投資をするには、細かく時間を分けて、継続的に投資すべきです。
コロナショックで、NYダウが下がり始めた直後、お客様に⭕️千万円買ってもらった!なんて好事例が出たとどこかの銀行であったみたいですが、落ちるナイフでした。
落ちるナイフは拾うな 相場の基本です。
しかも、為替ヘッジを付けたNYダウインデックスだったみたいです。その後、株安、円安でした。
マーケットを完全に見極めるのは無理です。
でも、一旦底を打った、一旦天井近くになったのではないかはなんとなく分かります。
底を打って少ししてから投資しても全く遅くありません。
有価証券は底値で買うこともできませんし、天井で売ることもできません。
マーケットの方向性がなんとなく見えても、金融機関は投資信託を勧めるのです。
なぜなら、営業マンだから。
手数料をあげること、残高を積み上げ、信託報酬を得ることが目的ですから。
2020年3月以降
今回のコロナショックもおそらく、2020年3月に一番底を付けたにすぎません。
今後、実体経済への影響度が数字で出てきます。
ヒトモノカネの流れが止まっていますので、景気後退しているはずです。
リーマンショックも1番底が2008年10月、2番底は2009年3月でした。
二番底がなければいいのですが、市場が決めることです。すんなり、V字回復とはとても想像できません。
銀行員、証券マンの「戻り基調です、そろそろ買いです。」という誘い文句、疑ってみて下さい。
マーケットなのでそれが本当かもしれませんが、自身で判断できるようになるといいですよね。
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投資は自己責任で
Arbei