銀行で投資信託を買ってはいけない理由part3
面談しなくてはいけない
購入するにしても、解約するにしても面談しなくてはいけません。
面談せずに手続きするには、ネットで手続きすればいいのですが、ネットが苦手な方は億劫に感じますし、ネットのセキュリティを不安視される方も多いです。
今日のような人と人との接触を避けなくてはいけない状況は異例ですが、面談しないと手続きができないのは相当不便です。
マーケットは絶えず動いています。機敏に資産を動かすことができません。
今後、非面談チャネルが融資についても増えていくと思います。融資審査もAIがやる時代はすぐ近くです。
対面の証券会社は、電話一本で売り買いの手続きができます。
投資信託や公募株式等は目論見書の交付が必須なので、目論見書到着、確認後、発注手続きができます。
ネット環境があるなら、ネット証券、ネット銀行を使って下さい。パソコン・スマホから手続きができます。
ネット証券・ネット銀行は市中銀行とビジネスモデルが違います。フロントの手数料は求めていません。
ノーロードの商品をわざわざ高い手数料支払って買っている場合が多々あります。
ある金融機関では手数料3%、別の金融間ではノーロードという商品はたくさんあります。
面談すると情が移ったり、うまいことを言われ、ついついという気持ちが湧いてきてしまいます。
相手は、営業マンです。心の隙を突くことに長けています。
筆者も心の隙を突くことに長けていました。駆け引きが必要なくなった今は楽ですね。
解約したくても解約させてくれない場合もあります。金融商品を解約され、出金されてしまうと再度取引をすることが難しくなるからです。購入したくない時、解約したい時は強い意志で望んで下さい。
こんな面倒なことが銀行で投資信託を買ってしまうと起きるのです。大口顧客になるほど、銀行員は本気になります。
面倒なことを避けるためにはどうすればよいか?銀行でリスク商品を買わなければいいのです。
担当者がころころ変わる
担当者が変わる時に"せっかく仲良くなって、担当者のことが分かってきたのに"という方がけっこういます。
ありがたい言葉であるとともに、隙だらけと思われてしまいます。カモネギです。"情に弱いんだな"と思われてしまいます。
別れ際は感傷的になることがありますので、担当者変更時の金融資産についての確認は疎かになりがちです。
新しい担当者に、運用状況を見せられ、ビックリする方もいます。
新しい担当者は、何をするかというと、前任者を否定することから始まります。
頭ごなしに前任者を否定することはありません。会社を否定することになりますので、あからさまには否定しません。
前任者より少しでも優れている側面をチラッと見せようとします。
切れ者である風を装います。
でも、銀行員はマーケットの素人です。ちょっと知識がある風な話をすると、"えっ。詳しいの、まずい。"になります。
相場観を聞いたらダメです、将来的には良くなるという話しか出てきません。
金融リテラシーを身に付けることが予防線になります。
よいお客様の定義
銀行の個人営業は富裕層を相手にします。
富裕層といっても、100億円持っていても何もしてくれない人はよいお客様ではありません。
言い方は悪いですが、言うことを聞いてくれる人が良いお客様であり、富裕層です。
法人のお客様も同様で、良いお客様は銀行都合でお願いを聞いてくれる先です。オーナー企業に多いです。
良いお客様にならないでください。大切な資産を守るために良いお客様になってはいけません。
良いお客様にならないためには、金融リテラシーを身につけるか、銀行からの勧誘に乗らないかです。
銀行で投資信託を買ってはいけない理由については、こちらもご覧いただければと思います。
運用(お金が働き、お金を稼ぐ)は、必要です。
運用が必要ない人は、収入がゼロになっても一生困らないだけの資金を持っている人、本当の富裕層です。
2019年に公的年金だけでは2,000万円不足するという話が話題になりましたが、2,000万円では足りないはずです。
一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。
投資は自己責任で
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