生命保険を賢く見直そう
人生の買い物で二番目に高いものが保険とも言われています。一番は自宅ですね。日本人は保険が大好きです。
ところで、保険加入内容って確認してますか?ほとんどの方は詳細まで覚えてなく、⭕️⭕️生命のなんとかって保険に入ってるくらいではないでしょうか?
なぜなら、保険は万が一があった時の保障であって、普段の生活では使うことが少ないからです。
保険は使わないに越したことがありません。
保険を使わなかった=健康で何もなかった ということになります。
高額療養費制度があるから、保険は不要という方もいますが、治療が長引いたり、急な出費に備える意味でも最低限の保障はほしいところです。
心配性の方は、保険を掛けすぎる傾向にありますが、必要以上の保障は家計に負担を掛けるだけですし、経済合理性がありません。
ライフステージにあった保障内容になってるか
人生にはライフステージがあります。
学校卒業後は、おおまかに、
学校卒業→就職→結婚→出産→自宅購入→退職→セカンドライフ
ライフステージごとに必要な保障は変わってきます。
例えば、子供が独立した後には、過大な死亡保障は必要ないです。遺された配偶者には、十分ではないですが、遺族年金が支給されます。
ライフイベント発生時は、保険含めてお金の使い方を見直す時期です。
見直せる可能性がある保険
保険見直しをしない方で、「保険会社に勤める知り合いから加入したから、辞められない。」という方がいます。
しかし、その知り合いはどの程度の知り合いでしょうか。年に2回くらい、お菓子を持って現れるくらいの知り合いではありませんか。
よほど大切な人間関係でなければ、見直せるなら見直すべきです。保険には費用が発生しています。保険を見直したくらいで、人間関係が悪くなるようなら、そこまでの人間関係ってことです。
7年以上前に加入した保険
医療の進歩とともに保険も進歩しています。例えば、10年くらい前までは入院5日目から保障が主流でした。
医療の進歩と病院経営のために、入院期間は短くなり、5日間入院することも減りました。
過去のがん保険も上皮内心生物を保障対象にしていない保険もあります。
古い保険だから悪いわけではありません。若い時に加入し、保険料が更新型でなければ、保険料は安いです。保険料に見合った保障なら見直さなくてもいいです。
更新型の保険
人は歳を取るとともに病気になる可能性も上がります。
日系大手生保の保険は、10年ごとに保険料が更新されるタイプのものがあります。
更新の度に、保障が同じ場合は保険料が上がります。保険会社も営利企業なので、リスクが高いものに対してはリターンを追求します。
50代までは、驚くほどの保険料にはなりませんが、60代を超えると保険料の高さに驚くはずです。
更新後の保険料は負担が大きく払えないと伝えると、保険会社からは、”保障を下げ、保険料を大きく変えない提案”をしてくるケースが多いです。
意味ないですよね?若い頃は手厚い保障にして、保険を使う可能性が高まるときになったら保障を下げては。
日系大手生保の保険は、そもそもの保険料が高いです。
また、多くの商品が死亡保障に医療保障や傷害特約などが乗っかっています。保障が一つの商品にまとまっていて助かると思うのはちょっと待ってください。
死亡保障、医療保障、介護保障などそれぞれに分解すれば、保障は変わらずに保険料を抑えることができる可能性が高いです。不要な保障も見つかります。
見直ししてはいけない保険
過去に加入した個人年金保険です。今はマイナス金利の影響で円建の個人年金保険は、運用停止か予定利率がゼロに近いものしかありません。
2016年以前に契約した個人年金保険は、今の予定利率よりは少なくとも好条件です。
もともとセカンドライフに備えての個人年金保険だと思いますので、解約の勧誘があってもしないほうが賢明です。
加入する保険を決めておく
保険の⭕️⭕️など保険専門のショップがありますが、知識武装をしていかないとやられます。
Arbeiも9年程前、加入する保険を調べて、決めて行ったにも関わらず、定期保険をゴリ押しされました。保険に対する知識が相応にある顧客に対しても、”保障が足りない”と攻めてきます。
もちろん、必要以上の保障であると分かっていたので定期保険は断りました。
なぜ定期保険をゴリ押ししたのか、外資系保険会社に勤める知人に聞いたところ、定期保険は収益率が飛び抜けて高いからだそうです。
何も準備せずに、「とりあえず、保険に入ろうと思うので、何かお薦めはありますか。」と無防備に相談すると、相手の思う壺です。
ネットから直接申込ができる保険会社もあります。
お薦め保険会社
保険会社によって、同じ医療保険でも商品性や保険料が異なります。商品性が似ているものは、保険料が安い方を選びましょう。保険商品も競合他社に負けないように、日々改良されています。
現在のお薦め保険会社は、損保系生命保険会社・生保系の子会社、オリックス生命などです。
金融機関、保険ショップなどを販売代理店にしており、自社の営業はFPのみです。
人件費、家賃などの負担が少ない分、保険料も安くなっています。
既加入の保険商品を確認してみましょう
保険料を見直すことができれば、つみたてNISAなど自身の将来のための資金作りにも回すことができますよ。あくまで保険は万が一のためのものです。
保険を使うとき=自身に悪いことが起きている になります。
ライフステージに合わせた最適な保険を見つけてください。保険はただ掛けていればいいものではありません、費用であることをお忘れなく。
保険加入も自己責任で
Arbei