副業(複業)をすべき時代が来た
大失業時代
コロナ危機により、多くの雇用が失われています。日本のみの話ではなく、世界規模で雇用が失われています。1929年の世界大恐慌の再来とも言われています。
100年に一度の危機と言われたリーマンショック以上の経済危機です。
米国では、4月2週目で既に1700万人以上が職を失っています。
日本もこれから更に失業者が増えます。企業は雇用を守ろうとしますが、限界があります。
雇用=収入源は、複数作っておく必要性がはっきりとしたのではないでしょうか。一つの企業にしがみ付いているだけでは、自分自身、家族を守れなくなります。
副業解禁を
多くの企業は、副業を禁止してきますが、許可すべきです。なぜなら、100%雇用を保障してくれるわけではない、保障することができないからです。
副業解禁には社内限の情報漏洩などのリスクがあることに危惧を感じるのは、経営陣として当たり前です。副業解禁には労使間交渉が必要です。
しかし、雇用される側としては悠長なことを言ってられない状況が差し迫っています。
コロナ危機による企業業績へのダメージは深刻です。業績予測をすることさえ、できないでしょう。
ヒトモノカネの流れがいつ戻ってくるか分からないからです。
リストラ
企業業績の見通しが立たなければ、企業存続の危機です。現金が潤沢にある企業であっても、営業CFがなければ現金は減っていきます。
営業CFがない、減った企業を存続させるために何をするか、支出を抑えるです。
非常にシンプルで、誰もが思いつきます。
次に支出のうち、何が大きいか、何が不要かを考えます。
例えば、採算の悪い工場があったとします。工場の維持費、固定資産税、そこで働く人間の人件費などがコストです。
合理的な決断ができる経営者なら、企業存続の危機にあれば、不採算部門は縮小します。
東芝が経営危機に瀕した時、多くの事業を売却しました。将来有望である事業も売却し、企業を存続させようとしました。
体力のある企業にとっては、M&Aなどで企業規模の拡大、収益源の拡大のチャンスです。
複数の収入源を
副業の話と少し逸れてしまいましたが、収益源を複数持っていることが真に必要な時代が本格的にやってきます。
専門的な知識を持っていれば、それを活かすことができる副業を探してみてください。
今は、副業禁止の企業も雇用を守れないと判断した時には副業解禁するはずです。
専門的な知識、経験が無ければ、できることは何かを見つけるべきです。
営業力がある、事務スキルが高い、クレーム対応がうまい‥何かしらのスキルはあるはずです。自分の可能性を広げる意味でも、副業は必要かと思います。
収入源は一人ではない
専業主婦(主夫)の方も、大黒柱が職を失うことを想像して下さい。資格保有している方は、復職も検討してみてはどうでしょうか。勉強して、せっかく取得した資格を活かすことも検討して下さい。
自宅でできる仕事もあります。
副業をするにしても、本業の補助的な扱いではなく、本業並みに稼げるようにするという意識でやるべきです。本業を失ったことを想定すべきです。
今後、AI化が更に進み、単純作業はヒトではなく、AIがやる時代になります。
AIにはまだできなくてヒトにしかできないことを探して下さい。ターミネーターの時代はすぐそこです。
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