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清原和博氏の『薬物依存症』を読んで

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清原和博

筆者は大の西武ライオンズファンです。小学生の頃は、西武ライオンズの帽子をかぶり、従兄弟からもらったグローブと拾った軟式ボールを飽きるまで壁に向かって投げていました。

 

清原和博は、私のヒーローでした。今でも、清原和博の応援歌が頭の中で流れます。西武戦を観戦していると清原の応援歌が流れると鳥肌が立ちます。

 

巨人にFA移籍した時はショックでしたが、憧れの巨人で頑張ってくれればいいと思いました。

 

「番長」などとマスコミが清原像を作ることが、なんとも言えない寂しさを感じました。野球で目立って欲しいと。私のヒーローだぞと。

 

引退後にバラエティ番組に番長のまま、テレビに映る姿は、これが清原か‥と寂しさを感じました。

風貌がどんどん野球界から離れていく姿は怖さを感じました。日焼けして白いスーツを着た姿を見た時は間違いなく、クスリやってるんだろうなと。

 

2016年2月2日に逮捕された時は、やっぱりやってたのかと泣きました。清原和博は私のヒーローだぞと。

 

著名人が書く本はビジネス臭がプンプンするので嫌いです。

 

今回、清原和博氏の「薬物依存症」を買った理由は二つです。

 

一つは、清原和博氏が執行猶予中の4年間をどう過ごし、何を思い、何を伝えてくれるのかを知りたかったからです。

 

もう一つは、失敗をした人間はどう生きればいいのか、ヒントはないかと知りたかった、参考にしたかったからです。

 

前者は、筆者のヒーローである清原和博氏が何を思い、何を伝えてくれるのかを純粋に知りたかったからです。

 

後者は筆者も失敗をし、どん底にいるからです。

他人を信じることが出来ず、他人と目を合わすことを避け、他人との連絡を絶ち、孤独になり、他人が離れていっても気にならない、空虚感‥

 

清原ほど成功したわけでも、清原ほど天国と地獄を味わったわけではないけど、何かヒントが見つかればいいなと思い、読みました。

 

正直、ヒントは見つからなかったです。

傲慢だった、他人への思いやりが欠けてた、判断力がなかった‥など、今まで思っていたことの復習のようでした。

 

しかし、多くのものを失い、薬物依存症とうつ病に苦しみながらも、少しずつ前を向いて歩み始めていることに勇気づけられました。

 

敗者復活ができない社会、失敗した者に厳しい社会が日本です。最近のワイドショーなど見ても、少しでも道から外れたことをすると徹底的に叩かれます。

 

聖人君子には、なれません。新たな目標を探してみようかと思いました。

 

 

最後に。清原和博は永遠に私のヒーローです。

 

Arbei

 

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