お金のおはなし~お金の強化書~

お金と生活についての強化書

アフターコロナの身近な変化

 

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テレワーク、自宅待機、時差出勤、一時帰休、休業、学校休校などコロナウィルス感染拡大後、各企業,組織は様々な対策をしています。

 

この変化の流れは続きます。生活にイノベーションが起こるきっかけになるのがコロナウィルス、ウィルスの脅威です。

 

電気ガス水道は生活する上で欠かせないものですが、これにネット環境の整備がインフラに加わるでしょう。

 

After covid-19 ではなく、with covid-19が正確です。with covid-19の生活はどのように変わるのでしょうか。

 

変化に対応できない人•組織が淘汰される

いつの時代も同じですが、人は変化を嫌います。変化が生まれる時は必ず軋轢が生まれます。

明治維新、戦後政治、国鉄民営化、郵政民営化、結果として今の形になっていますが、変化が生まれる時には抵抗があり、軋轢が生まれます。

 

なぜ、変化を嫌うのか。

新たなスタンダードに対応する準備、努力をしなくてはならず、今までの常識を否定しなくてはならないからです。人は否定されると抵抗したくなります。

 

現状を変えたくない、現状で満足している人たちは淘汰されます。

変化を受け入れる、変化を作り出すことができる人が残ります。

 

変革という言葉が、組織では当たり前のように使われていますが、

 

会議、会合が減る

無駄な会議、集まりって多くないですか。

 

必要不可欠でない会議が多かった、形式的なものが多かったと実感していませんか。

 

コロナショック以降、どの組織でも人が集まる会議、会合が減っています。

会議は同じ場に集まらなくても、ズームなどを使えばできるということが分かりました。

同じ場に集まれば、”熱気ある議論”が期待できますが、

 

なぜ無駄と感じるか、多くの会議が"何を目的とした会議かがボヤけているから"です。

何が目的で集まっているか、参加者が目的意識を統一できていない場合が多いです。

また多くの場合、現状報告になっているのではないでしょうか。

 

現状把握は会議参加の条件であり、目的ではありません。

 

会議は何のためにあるのか、事象を前進させるためだという当たり前の前提がぼやけていたことに気が付いたのではないでしょうか。

 

人間関係の密度が濃くなる

"付き合い"というものが人にはあります。

 

中には付き合いたくない付き合いがあると思います。

付き合いたくない付き合いに付き合わない人は付き合いが悪いと思われてしまいます。

 

コロナ危機を機に、これが変わります。

在宅時間が増えたことにより、感じることは二極化しているのではないでしょうか。

 

A.早くみんなに会いたい。なぜなら、楽しいから。人と会っていると楽しいから。

 

B.交友関係を見直そう。なぜなら、その人たちがいなくても、生活に支障は無いから。

 

アフターコロナ直後は、Aの割合が多くなります。

自分は社交的、明るい、人と関わりたいとポジティブな考えを持ちたいからです。自分は根暗ではなく、明るい人間であると肯定したいからです。

 

今回のコロナ自粛を機に、本当に大切な交友関係が誰かを認識できたのではないでしょうか。

 

しかし、アフターコロナの解放感が一巡すると、

学生までならAのように感じ、社会の荒波にもまれている方はBのように感じる方が多くなると思います。

 

人と同じ空間にいることがストレスであると感じるからです。特に疲れる人間関係については、より強いストレスを感じるようになり、避けるようになります。

 

付き合いの選別が進みます。残った付き合いについては、より密度の濃い人間関係が構築されます。

 

週休3日制が定着

現在、多くの企業は週休2日制ですが、週休3日制を導入する企業が増えます。

 

表向きは他人との接触を減らすことです。本質的な理由は、生産性の低い人間、非効率業務を見直すことにあります。

 

下記表は、36ヶ国の一人当たり生産性の比較です。

日本は生産性を見直すいい機会です。ニュースでもありましたが、ハンコを押すため(決裁するため)だけの出勤などが見直される機会です。

 

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出展元:公益財団法人日本生産性本部

 

 

週5日勤務が、週4日勤務になれば労働力は80%になります。労働量80%に抑え、生産量100%以上維持するためにはどうすればよいでしょうか。

 

生産性向上と非効率業務の削減です。

 

人の能力には限界があります。環境によっても発揮できる能力は変わってきます。

 

時間に制限がかかります。

 

どの組織にも朝早く来て、夜遅くまでいる働き者がいます。

働き者と言うと響きはいいですが、実際は生産性の悪い人です。裁量労働制でない場合は、人件費という経費もかかります。仮にその働き者が労働量を80%にしたらどうなるでしょうか。結果は変わらない上に人件費という経費も削減できるでしょう。

 

各々の人材が最大限に能力を発揮できる環境に配置することができない組織は衰退します。同時に、能力を発揮できる環境が無い人は淘汰されます。

 

年功序列は完全に崩壊し、人材のプロ化が進みます。

 

就職活動のあり方も変わってくるはずです。新卒一括採用は、入社後横並びの教育を実施し、選抜していきます。教育には時間も費用もかかります。

通年採用が定例化され、学校教育と仕事がリンクするようになるでしょう。

仕事選びも重要ですが、学問選びも重要になってくるはずです。

 

失業率が高まると、治安が悪化します。

失業率を下げるためには、労働量を分散させる必要があります。週休3日制は治安悪化を防ぐためにも導入されるでしょう。

 

 

www.myokstreet.com

 

アフターコロナでは今までの日常とは違ったものになります。生活にイノベーションが生まれ、変化を求められます。

身近な変化はこれだけではありません。変わることが多すぎて、書ききれないのが事実です。

一旦リセットして考える機会を与えられたと、前向きにアフターコロナ時代、with covid-19時代を迎え、変化を楽しみましょう。

 

 

筆者の妄想による記事です。

Arbei

 

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