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マスクバブル

 

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マスクバブル

コロナウィルス感染拡大が止まらない今日、マスクの価格が異常に高くなっています。

 

株式市場でも、消毒液製造、マスク製造の企業の株価が狂乱しました。

 

コロナウィルス感染拡大前は、100均で30枚110円でマスクを買うことができました。一枚4円もしなかったです。

 

しかし、2月以降マスク不足、買い溜めなどからマスク価格がバブってます。

 

50枚3980円を店頭で見た時は、"買う人いないよ"と思いましたが、あっという間に売れていました。一枚80円、価格が20倍になっています。

 

中国など海外での生産が約80%で、海外から入ってこない供給不足と、マスクを求める需要拡大が要因です。需給バランスが崩れると、価格は一方通行になります。

 

原油価格

原油価格の下落が止まりません。初期の原油価格が崩れた要因は、OPECプラスで減産合意に至らず、サウジアラビアが増産すると発表したことでした。

 

供給過多を懸念して、原油価格は暴落しました。この時はまだ大幅な需要減は見込んでいませんでした。

 

4月になり、5月限の原油先物価格がマイナスになりました。マイナスという価格を見た時は、fake newsと思いました。

 

原油先物価格がマイナスということは、お金を払ってでもいいから原油を引き取ってという状態です。

 

コロナショックにより、自動車、航空機などの利用頻度が激減し、需要が減りました。更に、原油を貯蔵する施設が飽和状態になったことが追い討ちをかけました。

 

原油価格はバブってはいませんでしたが、需給のバランスが大きく崩れたため、価格崩壊しました。

 

バブルは弾ける

1980年代中盤〜1990年代初頭の日本のバブル景気も需給バランスが崩れたために株価、不動産などの資産価格が上昇しました。そして、資産価格は暴落しました。

 

不動産は供給量に限りがあるため、供給不足という幻想が生まれました。株価は上がり続けるという神話から需要過多の状況でした。

 

 

いずれマスクも供給量が需要量に追いつきますので、価格は落ち着きます。シャープ、トヨタ自動車などの製造業も、供給不足解消のためにマスク製造を始めています。

 

何が言いたいかと言うと、必要以上にマスクを買い溜めすることは、結果として高い買い物になるということです。

 

そして、バブルは必ず弾けるということです。シャボン玉を膨らませ続けると弾けますよね。

いずれは適正価格に収斂します。

 

筆者の知人にもマスクを買い漁っている心配症の人がいます。この行動が、価格を上昇させ、必要な人の元に届かない要因になっています。

 

買い溜めしないように促しても、聞く耳を持ちません。

バブル期に不動産、株価が異常値を付けていても、需要が衰えなかった状況と似ています。他人の忠告を信じられなくなっている心理状態です。

 

必要な量だけあれば、十分と思いませんか?

 

Arbei

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