お金のおはなし~お金の強化書~

お金と生活についての強化書

マイナス思考的なアフターコロナの世界

 

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コロナウィルスが収まっていない今、時期尚早ですが、コロナ危機後の世界を悲観的に考えてみたいと思います。

 

悲観的な妄想ですので真に受けないで下さい。でも起こりうる可能性があることです。

 

保護主義の台頭

ほぼ、間違いなく保護主義が強くなると思います。

"America first!" トランプ大統領の出現以降、保護主義が世界各国で強まっています。

 

ヨーロッパでも移民排斥を訴える動きが続いています。愛国主義を謳った極右政党も支持を伸ばしています。ネオナチと呼ばれる超極右政党も支持を伸ばしています。

 

自国第一主義が、コロナ危機収束後は更に高まります。

"世界のために、世界中の人々が幸せになるために"という考えは一旦影を潜め、利己的な政策が増えてくるでしょう。

 

各国はコロナウィルス蔓延を防ぐために国境封鎖をしました。ウィルス蔓延を防ぐためには正しい行動です。

今後は、国境というものが、更に意識され、ボーダーレスではなく、ボーダー強化に動きます。

 

協調的な枠組みを構築するよりも、まずは自国の利益を優先するようになります。

 

日本を見ても都道府県単位でさえ、我が県・我が都は‥になっています。国を信じることができていないことが知事たちの発言からも感じられます。

 

EU崩壊

すでに崩壊寸前という有識者も多いですが、EU崩壊です。米国に対抗できるための勢力作りでしたが、それはEUではなく、中国でした。米国・中国・EUの3極がありますが、2極になります。

 

今回の危機をドイツ、フランスなどのEU内の大国も、財政規律の無い国々を支える余力も弱まってします。

 

ギリシャのように瀬戸際外交をしてくる国にうんざりしています。世論もEUの枠組みに疑問を持っています。

 

コロナ危機で各国の財政が悪化すると、EUの枠組みを維持するためにドイツなど財務優良国家は、資金を拠出しなくてはいけません。

 

コロナウィルスの被害が大きかった国の一つイタリアも、中国、ロシア寄りになっていくでしょう。

コロナウィルス蔓延に苦しんでいる中、EUはそっぽ向いていましたが、中国、ロシアは救いの手を差し伸べました。

EUに亀裂が入っていることを巧みに利用しています。元を正せば、中国が感染源なのですが、恐ろしい国です。

 

EUの枠組みを維持するというよりも、通貨ユーロの信用度を落としたくないのが大きいです。経済基盤が異なる国が同じ通貨を使うことがいかに難しいかを証明する実験の場となったのがユーロです。

 

ユーロという通貨がなくなり、マルク、フラン、リラなど各国の通貨が復活するでしょう。

 

2016年に英国がEU離脱を決め、2020年にEU離脱をしました。

英国が離脱を決めた当初は、これで英国は衰退するとの見方が多かったですが、この流れが続くかもしれません。ドイツかフランスが脱退したら、EUレームダックになり、崩壊します。

 

世界の分断 第二の冷戦

世界の秩序が変わります。

米国側に付くか、中国側に付くか、2つの大国どちらに追随するか、どちらの支配下に付くか、日本を含めた国々は選択を迫られます。

 

もしかして、第三極を形成しようとする国々もあるかもしれませんが、弱者集団または、中立といいつつ、米中どちからに寄ることになるでしょう。

 

第二次世界大戦後、東西冷戦が続きました。

”米国を中心とした民主主義VSソ連を中心とした社会主義”が40年以上続きました。

朝鮮戦争ベトナム戦争など代理戦争がいくつも起きてしまいました。

 

1980年代になり、ソ連の国力が弱まり、東欧各国で民主化運動・反政府運動が活発になりました。ドイツのベルリンの壁崩壊は、東西冷戦終結の象徴的な出来事です。

 

米ソ冷戦時は両国の経済力には圧倒的な差がありました。一方、今日の中国の経済力はアメリカに次ぎ、世界第二位です。両国とも双方の経済力を削る動きがあるのではないでしょうか。

 

東西に世界が分断されたのも、第二次世界大戦という危機でした。

 

米中両国は、経済制裁・軍事力などをチラつかせながら、どちらに付くか迫ります。

 

 

既に両国間の覇権争いは始まっていますが、世界の覇権争いが本格化します。民主主義と社会主義・自由と規律、今まではお互い尊重すべきところは尊重していましたが、これからは変わってきます。

 

米国は中国無しの世界を創造しようとし、中国は米国無しの世界を創造しようとします。

 

ロシアは大国であるという自尊心だけはありますので、米中関係を悪化させ、混乱させようと暗躍します。混乱に乗じて、自尊心を守ろうとします。

 

コロナ危機時にOPEC PLUSで原油減産に合意しなかったことも、世界を混乱させようという意図があったのかと勘繰ってしまいました。

 

米中両国の喧嘩は放置すればエスカレートする可能性が高いです。日本、ドイツ、イギリス、フランスなどの国々が仲裁役になってくれればと期待します。

 

テロリストによるウィルステロ

ミサイルを撃つよりも、見えない恐怖”ウィルス””で混乱させる方がダメージが大きいと今回のコロナウィルス蔓延で分かりました。一時的な被害ではなく、被害が長引くのがウィルスです。

 

ウィルスが蔓延すると猜疑心が生まれ、都市機能はマヒし、人々の生活は混乱します。

ミサイル1発撃つより、ウィルスを蔓延させるほうが、費用もかかりません。ウィルス感染した人間を一人、敵対する国に放てばいいのですから。

 

 

全てはあくまでマイナス思考的な妄想であって、こうならないことを切に願います。

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